くくり罠猟を通して感じること。
イノシシやシカを「くくり罠猟」で捕獲する際に使うワイヤー。これで約200頭の捕獲分である。右側が、新品を買った状態のもの。左側が、半日のあいだ木の皮を入れた水で煮込み金属光沢と鉄のニオイを落としたもの。これに関しては、やっても無駄という猟師も多い。だが、野性の猪や鹿といった野性動物からしたらどうだろう。
View Articleニホンミツバチの蜂蜜。
ニホンミツバチは野性種で、主に山野に生える巨木の樹洞や岩穴に巣をつくって暮らしています。営巣場所の特徴を挙げると、外敵(ツキノワグマ、オオスズメバチ等)の侵入を防ぐことが可能な小さい巣穴、穴の奥には巣を作るのに適した広い空間、雨水の浸入を抑えることが可能、といった条件を備えているように思います。しかし現代ではそんな良い場所(巨木)はなかなか自然界にないため、電柱の中に営巣したり、お墓の納骨堂の中へ営...
View Article雨降り仕事
今日は、雨降り仕事。 罠猟師には、天候に応じたはたらきがある。晴れていて、間があったら罠を山に掛ける。まいにち見回りをして、獲物が居たら仕留めて山から降ろし、加工所で捌いて精肉して、熟成の度合いに気を配りながら、商品としてパックに詰めて、欲してくれる方へ発送する。その合間に加工所を清掃したり、道具の手入れをしたり。...
View Articleスズメバチ駆除、という生業
動きが活発になってきたせいか、ちかごろ蜂の駆除の相談頻度が高くなってきました。多くが、うえに載せたようなキイロスズメバチの巣に関するものです。 対スズメバチ能力を活かしたスズメバチ駆除というあつたやの生業は、どんなもので、なにが良いのか。これまであまり語ってこなかったのですが、あつたやとしての看板をあげ、ホームページも作って頂いたので、少しずつこちらでお伝えしていこうと思います。
View Article2016年12月 イノシシ猟(くくり罠)
きょうの巡回で、2016年の猟期前半のククリ罠猟をおえました。 この猟期はシカは獲らず、ひたすらイノシシを狙ったワナ猟で、11月15日の解禁から今朝までの45日で21頭のイノシシを獲ることができました。
View Article2017年1月 イノシシ猟(くくり罠)
(ここなら獲れる) そう思えるけもの道のピンポイントを見切り、くくりワナを設置。設置が完了して、現場を見返したとき。 (うん、獲れるな。) そう思えるワナを掛けれたら獲れることが多くなってきた。そこに揺るがない信念が生まれるだけの努力が必要だな、ってつくづく思う。人並のことをしていて、何十年もやってきた人の上をいけやしないから。
View Article信念は、あるか。
特にこの猟期から、この手で殺めるイノシシたちに恥じぬだけのことがしたいと強く思うようになった。 自らの手という責任において、可能な限り手を尽くしたいと思うようになった。ときに揺らいでいたものが、ようやく確かなものに近づいてきたのが自分でもわかる。
View Articleなぜ、イノシシを狙うのか。
イノシシ猟師をしている理由を、ふと思い返してみた。 なんでだろう、ってちゃんと考えたことはあまりなかったかもしれない。 生物として自分より圧倒的に強く、畏敬の念を抱く存在と勝負するのは恐い。でも、楽しい。その獲物を捉えるために入念な準備をして、洞察力を駆使してワナを掛け、掛かったイノシシを手にする。その時間を、僕が好きだからに他ならない。...
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